仕事はしなきゃいけないし、
家事はやんなきゃいけないし、
人との約束は守んなきゃいけないし、
食べなきゃいけないし、
寝なきゃいけないし、
世間の人は「人生楽しまなきゃいけない」って言うし。
「でも、そう言われれば言われるほど、
どんどんヤル気がなくなって、
いろんなことが面倒になってくんだよね。
……このままじゃ良くないってことはわかってるんだけど」
そんなふうに感じている方が読むと、きっとスッキリするのが、
『神さまは「面倒なとき」ほどそばにいる。』
(はづき虹映著/KADOKAWA/2016年刊)です。著者のはづき虹映さんは、
『誕生日占い ─しあわせを引き寄せる』(中経の文庫)などが
大ベストセラーとなったスピリチャルの大家。
これまで70冊以上もの本を出版されている超人気作家さんですが、
そのはづきさんの最新作が、本書です。
この書のテーマをひとことで言うと、
「神さまが面倒をチャンスに変える方法
をそっと教えてくれます」
というもの。日本は八百万(やおよろず)の神さまがいらっしゃる国。
だから、ありとあらゆるものに神さまが宿っています。
つまり、「面倒なこと」にさえ、神さまが宿っているのです。
この、日本独自の「面倒くさいに宿る神さま」を味方につけて、
幸運をゲッドしよう!
というのが本書の切り口です。
実は、「面倒」という概念は日本独特の考え方だそうで、
「メリットがないならやらない」という合理主義が根付いている西洋では、
そもそも「面倒」という発想すらないんだとか。
ってことは、「面倒くさいに宿る神さま」って、
日本独自の神様ってことになりそうです。
本書には、面倒に宿る神さまの力を借りて、
「面倒をチャンスに変える23の方法」
が紹介されています。
つまり、言葉に出して言わなければ、望んだものは何も還ってこないということ。
こんな感じの、シンプルだけどハッとするメッセージがいっぱいです。
|
ちょっとしたマインドチェンジの方法を23個知った後は、
「むしろ面倒なことを積極的に探して、チャレンジしたい!」
と思ってしまうくらい、
なんだか面倒なことが愛しい存在に。
私は少なくとも、
「その場のノリで、友だちに会う約束しちゃったけど、
今となったらめっちゃ面倒くさくて行きたくないよ……。
具合悪くなったフリして、約束ナシにしてもらおうかなぁ」
という、大人らしからぬことをまったくしなくなりました!
……って、あんまり自慢になんないですけど!
「何もかもが面倒だと感じてしまう。そんな自分を変えたい」
そう感じている方は、一読の価値ありです。
0 件のコメント:
コメントを投稿