2016年5月8日日曜日

清澄白河おすすめスポット05 散歩がてらにシルクを学ぶ「ワイルドシルクミュージアム」

 

ブルーボトルコーヒーのすぐ裏、

ワイルドシルクの博物館




おなご的な布、といったら、やはりなんといってもシルクではないでしょうか。

ツヤツヤとして軽く、柔らかいシルクは、
今や高級品であり、多くの女性のあこがれの布。


みなさんもよくご存じのとおり、
シルクはこんな感じ↓の繭から紡ぎだされます。



そんなシルクについて、くわしく知ることができるのが、
2016年にオープンしたばかりの、
「ワイルドシルクミュージアム」です。




ブルーボトルコーヒーの路地すぐ裏にある、
とても小さなショップ風の外観。


しかし、ミュージアムと銘打っているとおり、
中には「シルク(絹糸)」になる前の、
さまざまなシルクの繭や糸などが展示されています。



シルクをつくる絹糸昆虫は、
世界でなんと10万種!



「さまざまなシルクって……シルクって蚕(カイコ)の糸でしょ?」
と思われた方。

私もそう思っておりました。

実は、シルクを吐き出す絹糸昆虫は、
蚕をはじめ、世界に10万種類あるいはそれ以上いるそうで、
蚕以外の絹糸昆虫が生産するシルクを
「ワイルドシルク(WILD SILK)」

と呼ぶんだそうです。
へー、そうなんだ!


展示物はいたってマジメ。
※以下、虫が苦手な方は、ご注意ください!



入口の床に埋め込まれた繭。すべて天然の色だそうです。



天蚕(ヤママユガ)の繭(左)と、成虫(右)。
緑色の繭1個から採れる絹糸は600~700メートルで、
その糸は「繊維のダイヤモンド」と呼ばれるとか。



データもしっかり展示されています。



繭や絹糸を触ることもできます。
展示品のミニライト、可愛い。



さまざまな蚕の繭が一同に!

 

ワイルドシルクを利用した、ストールや靴下、
アクセサリーなんかも購入できます。

店内には購入できる小物や服が並んでいます。



ストール、ハンドタオル、靴下、ハンドクリームなど。

 

黄金色のシルクをつくるクリキュラの繭を使用したピアス。

 


機織り体験、幼虫エサやり体験、
シルクを身近に感じられます


タイミングがよければ、
ヤママユガ科の幼虫・エリサンが展示
されていることもあります。

本日はたまたま、たくさんのエリサンが
元気に桑の葉を食べているところに遭遇。


みんな…………元気でした!!! 素敵なシルクをありがとう!


繭をつくるエリサン。がんばっています。これが見れるのはすごい貴重!

実は私は虫がけっこー苦手なのですが、
こうやって彼らが一生懸命葉っぱを食べて、
がんばって吐いてくれた糸をいただいて、
シルク布ができるのだな……と思うと、
ちょっぴり感動です。

事前にお願いすると、
この場で機織り体験もさせていただけるとか
うおー、やりたい!!!

ご興味ある方は、
wildsilkmuseum@gmail.com
まで、事前にお問い合わせするとよいそうです。



帰りに、ワイルドシルクミュージアムのオリジナルの
お手頃なシルクのストールを買ってみました。
夏は日除けとして重宝しそう。
サラッとしてて気持ちいいです。

お値段、なんと3800円+税! お安いです!

ちなみに、こちらがオープンしているのは、基本的に
土曜・日曜・祝日の10:00~日没まで。
(カレンダーはこちらのページ下部)
無理のないスケジュールで、
絹糸昆虫にやさしい感じです。

ただシルクを身に着けているより、
こうやってシルクを知って身に着けるほうが、
なんかカッコいいなー、ってちょっと思いました。

清澄白河へおこしの際は、
ワイルドシルクミュージアムで、
シルクへの想いを深めてみるのも素敵かと。

●WILD SILK MUSEUM(ワイルドシルクミュージアム)●
【HP】 http://www.wildsilk.jp/
【FB】 https://www.facebook.com/wildsilkmuseum/
【メール】wildsilkmuseum@gmail.com

【住所】東京都江東区平野1-5-5-101(地図
【営業時間】土曜・日曜・祝日の10:00~日没まで
        ※臨時休業もあるため、こちらのページ下部の
        カレンダーをご確認ください。

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