■男の理想は、「かぁちゃんみたいな女」!!
かつて、日本でもっとも著名なAV男優さんに、
「男性が理想とする女性像とは?」とうかがったところ、
「浮気しても怒んないでどーんと構えててくれる、かぁちゃんみたいな女!」
と言い切られたことがあります。すごいセクシーな笑顔で。
男性が理想とする女性像はとてもよくわかりましたが、
そんなもの受け入れてたら女性はまったく幸せになれない。
そうした事実を、私が受け入れる契機となった、
素晴らしく潔い回答でした。
男優さん、その節は本当にありがとうございました!
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| 浮気してもどーんと構えて受け入れる…って、それはただの都合のいい女。 |
■男のキモチに焦点を当てた
『なぜ彼は本気で恋愛してくれないのか』
とはいえ、恋愛中の女性というのは、相手の男性に対して、
さまざまな期待を抱いてしまうものです。
そうした期待のひとつが、
「この人……ホントに私のこと、好きなの?」というものではないでしょうか。
期待っていうか疑問。疑問っていうか不信?
例えば、
「付き合いはじめのころは即レスだったのに、
なんで今は30時間くらい経たないと返事かえさないんだよ!」とか、
「こっちのミスはうれしそうにあげつらうくせに、
こっちがミスを指摘すると拗ねて膨れるのはなぜ!」とか。
そうした男性の行動を、
馴れ合いと呼ぶのか、飽きと呼ぶのか、
あるいはそれ以外の感情に基づくものと認識すべきなのか。
そうした疑問に男性目線で真剣に応えてくれているのが、
著者はアメリカ、ロサンゼルスの精神分析医。
男女関係に関する著作を多く発表しているようです。
男女の恋愛本だと、『男は火星から~』のジョン・グレイあたりが売れていますが、
この本のほうが「男のキモチ」に焦点を当てているので、
「男ゴコロがわかんないし、知りたい」という女性は、こちらのほうがオススメかも。
■ヒーロー願望で、モラハラになる
で、本書の内容ですが、
ものすごーくざっくり言うと、
男性の意識のベースにあるのは、
「ひとりで、じょうずにできるもん!」であり、
「僕が頑張って、みんなを幸せにするんだ!」という
ヒーロー願望だ、とのこと。
なので、女性が「この人のために何かしてあげたい」と男性の世話を焼きすぎると、
「ひとりでじょうずにできるんだから、やめろ!」となるし、
「僕が仕事で忙しいのは、みんなを幸せにするためなんだから、
僕が忙しいときは、君をないがしろにするけど、それはしかたないだろ」となる、と。
……えーと、ちょっとイヤな感じで私が本書の本文を捉えてるかもしれないけど、
まぁ、だいたいこんな感じです。
でも、私は、私のそう多くはない個人的な経験から、
「ああ、そうかも! だいたい合ってるかも!」と感じました。
つまり、男の人って、
ひとりよがりのヒーロー願望で、モラハラ気味になるんだな……と。
って、これは、私の男性観に偏りがあるせいかもしれません。
よく知らないで言っちゃいけないんだけど、
例の虎舞竜の人もそんな感じだったんじゃ……。
とはいえ、女性だって
「他のことはほおっておいて、私のことを最優先して!」という
ずいぶん無茶な欲求を突きつけがちなので、
「あいつ、ひどいわ」と感じるのは、お互い様なのかもしれません。
■相手をほおっておける、ということ
この本を読んでわかったのは、
「男女ともに、相手のためを思って、
愛情表現をしているけれど、
それはことごとく、相手の意向を無視したものである」
ということでした。
そのことがわかるとよい点は、
「相手のことをほおっておける」ということです。
「あー、なんか相手はまたワケわかんないこと言ってるけど、
別に悪気があって言ってるワケじゃなくて、
相手なりにこちらのことを考えてくれてはいるんだな」
と思えるようになるので、
嫌な感じで疑心暗鬼になって、イライラしなくて済むようになります。
とはいえ、それは、相手がまっとうな成人であることが前提で、
相手が本物のモラハラ野郎(もちろん女性も)だったり、
「自分のお母さん(あるいは、お父さん)でいてくれ!」と
臆面もなく主張する子どもだったりする場合は、
徹底して闘う必要があります。
どう闘うべきかについても、本書はアドバイスをしてくれているので、
「この相手とどう向き合うべきか」と悩んでいる方は、
一読してみるとよいのではないでしょうか。


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